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by karopiyo
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「職場はなぜ壊れるのか」

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部長が貸してくれた本。
働き過ぎて、大変だった経験がある人は是非。

■荒井千暁「職場はなぜ壊れるのか」
 産業医が見た人間関係の病理
ちくま新書



借りた経緯。

定時20分前。
「5分だけ、いいかな?」
部長に言われて、2つ下の階の打ち合わせスペースへ。
先週から、本を読んで、動かして勉強していた.NETについて聞かれる。
「もう、2週間触ってたら、大分分かってきたでしょう?」
「そうですねぇ」
「使ってて気づいたところは?他の言語と比較して」
「えーと。。。」
それは本当に5分ほどで終了。

続けて聞かれる。
「ムラカミヒデキって人の『仕事はアート』って本、知ってる?」
村上春樹なら名前は知ってるけど。。ヒデキ?首を横に振る。
「良かったら、貸しますよ。700円ちょっとします」
700円は、ちょっとするなぁ。その値段は文庫じゃないんだろうなぁ。
でも、読む本色々あるからなぁ。。考えてる間に、話は進む。
働き過ぎによって、心身のバランスを崩し、自殺したり、
うつ病になってしまった人を見てきた著者が書いた本らしい。
本のエピソードを語ってくれた。興味を引く内容。

「先生の話が良くてねー。これが泣けるんですよ」
夫が自殺した原因が分からず、1年経っても心の整理がつけられない妻。
そんな内容を聞いてると、数年前の、忙しかった頃の自分と重ね合わせて、
色んな記憶が思い起こされた。

「piyoさん(同姓のため、名前で呼ばれる)は
 おとなしそうに見えて、言う時は言うから大丈夫ですよね」
言われ、ギリギリまでは言わないから何とも。。曖昧に肯く。
今回、言い過ぎたかと思ってたけど、部長はオッケーだったようです。
「会社と合わなければ辞める。だから言えるんですねぇ。
 いや、僕も。転職したんですよ。39の時」
そのまま、自分の話に突入。

話が飛んでいるうちに、我に返った。
「それで。。。あれ?そもそも何の話をしてたんだっけな?」
聞かれたものの、何が目的か分からないため、首を傾げる。
部長はしばし考え、結論を出す。
「そうそう、仕事は楽しくしないと、って言いたかったんですよ」
すみません。全然分かりませんでした。。

腕時計を確認する部長。
「ああ、結構経っちゃいましたね。戻りましょう」
怪訝そうな顔をしたらしい。
「あ、piyoさんとお話したかったんですよ」
なるほど。私はほとんど話さなかったんですが。。いいんでしょうか。

階段を上がりながら聞く。
「ムラカミヒデキさんって、他にも本を出してるんですか?」
何やら考えていた部長。
「ん?うーん。ムラカミヒデキじゃないかもしれません」
弱気な発言。まぁ!名前違ってたら、検索できないじゃないですか~。
「いや、新刊コーナーに置いてあったんです」
なるほど。ファンってわけではないんですね。納得。
「何だったかなー」
言いつつ、部屋に入る。

部長はデスクに直行。引き出しを開ける。
まさか、持ってきてるとか?
「アライチアキでした」
「全然違いますね。。。」
聞いて良かった。
本を持ってきて、渡してくれた。
「良ければ貸しますよ」
パラパラとめくる。共感できる内容。読みやすそう。
折られているページには、先ほど聞いた内容が書かれている。
「じゃ、お借りします」
「どうぞ」
ということで、借りることになった本。
最初に聞いたのと、作者もタイトルも違ってました。

「仕事はアート」は最後の方に記述。
職場を離れようという時、思想なり哲学なりをコピーできたと言える部下がいるか?
その人はいずれあなたを追い越すという手応えを感じているか?
その人の部下達は、上司としてその人を慕っているか?
そんな人が一人でもいれば、アートと言えるべき仕事をしてきたと
誇りを持って言え、悠然と職場を去れば良いのです。
仕事はスキルではなく、アートであれ、という思想。
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by karopiyo | 2007-05-19 02:04 | 漫画/小説/雑誌