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音楽好き。読書好き。観劇好き。映画好き。


by karopiyo
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『YANAGITA』070105-18:30

前から5列目右端。
高めの席で、全体が見える。



明るいうちに、エンドウ氏が出てきてセリフ。
一気に始まった。
ツタさんの立ち姿勢好き。
エンドウ氏の声も良く聞こえる。表情も見えて、入りやすい。
ツタさんが、どこかに、ねぇ、と話し掛けて、不思議そうに見回したり。

話してると、孫娘のチズル登場。
「おばあちゃん、一人がいいみたい」
「だって、寂しくないんだもの」
なんて言ってるうちに、ツタさん倒れて暗転。

ヤナギタ氏の街頭演説。
昼公演では真上だったけど、遠目で見やすい。

右前の舞台にヤナギタ氏。
和風な卓上ライト。黒電話、本、灰皿。
ツタさんには白い光、ヤナギタ氏には青い光。
上の方で交差する光が綺麗~。
後ろの方が、光の色まで楽しめる^^

中央奥からカゴを持ったウンノさん。
うわさ話っぽく。うまいなぁ。
私は。。で終わるのが、余韻残してスッパリ切り良い。

右前でカミヤ氏がエンドウ氏に電話。
ライトは朝日みたいな雰囲気。
電話を切ると、エンドウ氏がやって来る。
2人が話してると、後ろの窓に人影らしきものが。
きゃー。怪談だわ~。
エンドウ氏、昼公演よりは真面目な顔。
それでもやっぱり嬉しそう。。な気が。
尊敬するカミヤ氏との再開が嬉しくてあんな笑顔?

ツタさんの怖い夢のお話。
たまに流れる、リーンという音以外、静かな時間。
飲んだ2人組登場。
右セットで隠れて、エンドウ氏は最初は声だけ。

右セット上で、キョウセキ氏のお話。
「僕にはまるっとお見通しなんだ」
まるっと。。『TRICK』!?
ミズノ氏は着物が似合う。

エンドウ氏のお見舞い、落ち着いて見れた。
ヤナギタ氏とキョウセキ氏の話。
ほ!ほぅ。合いの手が好き。
信じてなさそうなミズノ氏の表情。途中で帰っちゃった。
何だか時代劇に出てきそうな人だ。

エンドウ氏が妹のご祝儀をもらった後。
怪しげな音楽になって、カラスの鳴き声なんかが聞こえる。
2人が話してる内容のような村民達が、ぞろぞろと出て来た。
青い光が好き。
2人の話が終わって、ヤナギタ氏は遠野へ旅立ち。
客席後方へ消えた。

少しずつ明るくなると、仮面を被った4人の民。
くるっと回って、田んぼを横切って消えた。
口々にザクとかズンとか言う響きが好き。
舞台全体に民が出て来た。
昼は、猟師達で見えなかったけど、よく見えた。

民がバラバラといなくなると、ヤナギタ氏がスーツで颯爽と登場。
「すばらしい」辺り、爽やかな風を感じる雰囲気。
歩き始めると、あちこちで旅の人、旅の人、と言う民。
怪しげ~。赤い仮面がいい。

上から老婆が出てきて、歩くエンドウ氏に絡む。
エンドウ氏、昼より動きがいい感じ。
老婆「今年で100になる」
エンドウ氏「もう行っていいですか」
この辺の呼吸好き。
エンドウ氏が階段に座ると、スモークが。
何だかリラックス~。
言うはたやすい、思うは難儀。流れが綺麗。

中央でヤナギタ氏と子供ツタが本を読む。
左前で現ツタと孫が本を読む。
時間を超えて、本を読むツタ。
本を読んでるうちに、里が懐かしくなる現ツタ。
「山の生活」ってほんとにある本なのかな~。
孫の特権でお願いされ、一緒に暮らすことを承諾するツタ。
「寂しくないもの」なんて言ってたから、何か反論するのかと
思ったけど、意外とあっさり了承。

エンドウ氏がお見舞いに来てる中、
舞台中央では、ヤナギタ氏と鬼が対面。
子供ツタは早々と気を失ってパタリ。
対峙してる中、進行は再びお見舞いに。
「夢に見るほど帰りたかった」
夢って、あの悪夢?

「村から出たら、もう帰れないぞ」
ぞろぞろと人が出てきて、ヤナギタ氏は坂で怯える。
ほんとに殺されそう。
座敷わらしが、鬼の前に凛々しく立ちふさがる。後姿が素敵。
にらみ合った末、鬼は諦めて山に戻って行く。
女性達も出てきて、怯える怯える。怖い怖い。
怪しげな紫の照明になって、スモークもくもくの中、
馬も吊るされてエンドウ氏の声が響く。更に異世界。

暗転後、現ツタが座敷わらしに、孫娘と暮らすことを告げる。
座敷わらしは山に帰ることに。
「寂しくなるわ。さようなら」
小さい頃から一緒にいたから、寂しいだろうなぁ。

場面変わって、子供ツタが目を覚ます。
未来でついさっき別れたところで、「ずっと友達だ」なんて
言い交わしてるのにじーん。

余韻残さず「ほれ、はよ起き~」。母は強し。
ツタ母が着物を脱ぐと、下は洋服。
奥に出て来てたエンドウ氏と現ツタの方へ。
そう言えば現ツタの孫娘でもありました。転生?
豪華な花束を持ったエンドウ氏。
なぜ?と思ってたら退院の花束で、ツタに。

ドンガラが、脱ぎ捨てられた着物を見て担いで消える。
ドンガラ、匂いかぐの好きって、こするの好きって言ってたなぁ。
脱いだ着物の消え方もスムーズ。

夜行列車に乗るエンドウ氏と現ツタ。
昼公演では最初は椅子だけだったような。
座ってる方がいい。
現ツタ「帰ったら怖い事が起こりそう」。
風景に水滴みたいな模様が不安。
青い光&スモークで2人の姿が見えなくなった。

左右から銃を持つ民。
セリフの合間に入る鳥の声。森の中~。
「話し合おうじゃないか。こんなんで死ぬのは馬鹿らしい」
でも、銃声。倒れる2人。
悲しいなぁ。

再び夜行列車。
エンドウ氏とツタが椅子に座ってる。
エンドウ氏、寝てるようです。
子供ツタが出てきて、田に足を入れて座る。
エンドウ氏目を覚ます。
子供ツタ「とーいよー(遠いよ?)」と叫ぶ。
子供ツタを見てる(?)現ツタ。
ふっと振り返るエンドウ氏。
子供ツタの声もあいまって好きなシーン。
暗くなって行き方好き。
もっとずっと続いて欲しい~。

着物を着たドンガラが皆にはやしたてられる。
暗転して、田んぼに入る人々。
音楽は荘厳な感じの音。寺みたいな。
暗い中、水音と掛かってる音。
広げられた着物にライト。右からヤナギタ氏。
ピアノの音。流れが綺麗。
ヤナギタ氏、中央で帽子を脱ぐ。落とす。拾い上げる。
ゆっくりさがいいなぁ。橋を渡って、坂へ。着物に触る。
ゆっくり掲げて坂を登る。着物を羽織る。
一連の動作好き~。

「意味は無意味。たらりたらりら」いいなぁ。
無意味なのかぁ。「病は止(む)まい」かと。
でも、他のは意味ないよねぇ。
ヤナギタ氏が着物を脱ぐ辺りは高音が綺麗。
ザッザッ。。と声を揃える辺りは、着実な音。
力強くてどっしりしたピアノの音。

「前へ進め」
光がキラキラ。
音もキラキラ。サラサラ。木の葉のような。
余韻を残しつつ、ゆっくり暗転。
ぱっと明るくなって。春って印象。
「ヤナギタセンセー!」
3つの時代のツタが土手から見守る中、ヤナギタ先生去る。
振り向かずに帽子を振るってのがいい!

全体が見えて、楽しめた舞台でした。
昼より断然好き~。
by karopiyo | 2007-01-06 04:57 | 映画/観劇/展覧会